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バレエ・黒鳥を作るー6

みなさまこんにちは。

少し間が開いてしまいましたが、今回は黒鳥を作るシリーズ最後の記事です。

まず、これに合わせるティアラをご紹介。

ショップ開始まもなく作ったもので、

一見シンプルなのですが、♯5328ジェットABを沢山使った贅沢なものです。

では、続きを書いて参りますね。

1:ボン飾りを追加する。

ボン飾りに使ったモチーフの型紙を参考にモチーフとモチーフの間に散らすスパンを貼るためのチュール片(♯50チュール)を切り出します。

実際にボンの上に載せてみて形とサイズを決めたら、同じものを全部で5枚切り出します。

貼り付けるスパンは、光が当たった時に光るように黒玉虫6㎜にしました。

貼った後、脱落防止のためにボンドが生乾きの時に上から指腹でしっかり押さえて密着させておきます。

乾いたらボンに載せて端を針糸で縫い付けていきます。

写真は5枚の片を全部縫い付け終えた状態です。

2:袖を作る。

袖は、”幅を狭く、透け感のある薄く軽いイメージで” との希望です。

ということで3つほど試作をしてみましたが最終的に、衣装全体に共通して使った黒色のレースブレードを使うことになりました。

長さは約40㎝、幅約3.5㎝

このブレードのベースはオーガンジーですので、ほつれ防止のためにカット想定個所に予めボンドを塗って乾かしてからカットします。

(写真では、わかりやすいようにボンド塗布個所をで示しています。)

次にオレンジ系、茶系のスパン、古金系の石、黒ビーズで飾りを加えます。

通常の場合、端は裏に薄い布などを縫い足してゴムを通しますが、このブレードの場合はたまたま耳の部分が千鳥ぐけのようになっていましたので、そこを利用します。

ゴム40㎝を通します。

ゴムの左右の端をそれぞれ5~7㎝めどに残すと写真のような寄せ具合になります。

袖止め用のゴム(約20㎝)を縫い付けてから、袖を本体に縫い付けます。

後ろはしっかりとつけ、前は中に入れたゴム(黒いゴム)の調節が衣装を着けたときに自分でできるように縫い付けます。

(黒ゴムは縫い付けず、袖の布部分だけを本体に縫い付ける。)

袖を付け終えて前側から撮ったものです。

★念のためおまけ

★袖を止めるゴム(赤で示す)を付けるときに、袖がひっくり返るのを避けるために、できれば左図のように本体に通したゴムの下方に付けて下さい。

また、本体にゴムを通す部分も左図のように上端より少し下めに設けるとベターです。

★袖ゴムのつけ位置はボディスの形によって少し変わります。

概ね左図のような感じです。

★ゴムは(私の場合)紅茶で染めます。ゴムを予め濡らしておいてから、ボールなどに紅茶を作り、熱いうちにゴムを入れて、ムラができないようによく混ぜます。

しっかり浸しておいて冷めるまで置いてから干します。

(ゴムは大抵化繊が入ってますので染まりすぎることはほとんどありません。)

さて、

ボンのチュールの縫いとめ、ホック付けなどなど、その他の仕上げ作業をすべて終えて、

ついに完成です。

トップに挙げた使用予定のティアラを載せて写真を撮ってみました。(^◇^)

では、長々とお付き合いありがとうございました。( `ー´)ノ

衣装を作ってみたいという方になにがしかの参考にしていただけたらなれば嬉しいです。

ぶろぐ村のとんとでーす。

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