ティアラの素材
ティアラは何でできているの?
当店で使用している素材をご紹介いたします。
ビーズ・石など
日常的にネットや店舗で見かける様々なビーズです。
大きさは、極小、丸小、丸大、更に大きいものなどがあり、色も豊富です。
種類は、写真例の他に、透明なスキ、不透明なオペク、オーロラ加工を施したオーロラ、アラバスタ、
等など大変多彩です。
写真は、上:シードビーズ メタリック(コーティング)ビーズ
下:シードビーズ シルバーラインビーズ(銀引き、中染)
パールビーズも多彩で写真の様な丸型、涙型、なつめ型等の他変形の物もあります。
材料も樹脂、ガラス、コットン、プラスチックなど。
表面加工も普通、シルキー、艶消し、磨きなどがあります。
穴は中央が多いですが、涙型などは先端に一穴タイプもあります。
写真は、上:パールビーズ 丸
下:パールビーズ ティアドロップ
一般的には通し穴を持つ スワロはスワロのビーズというくくりで呼ばれるようです。
こちらもおなじみのソロバン型から、丸型、変形等など形も色も加工も沢山あります。
オーロラ加工や特殊加工ビーズはノーマルカラ―と比べて価格が高く種類も少ないですが
大変美しいビーズです。
写真上:スワロビーズ スワロ#5328(ソロバン)
写真下:スワロビーズ スワロ#5000
ガラスビーズはスワロに比べてカットのシャープさや(一部の)光沢に少し劣りますが、
価格は手頃で種類もとても豊富です。
また、独特のカラーもあり、近年、需要アップが(多分)著しいビーズでしょう。
形は丸、ボタン、ティアドロップ、変形、雫、キューブ、ナツメ等など。
またフラットバックなどの貼り付け型、爪付きのものもあります。
初心者の方で手頃な材料費で一度作ってみたい、という方にもお薦めです。
写真は、上:ガラスビーズ ティアドロップ゚
下:ガラスビーズ ボタン
カット面がなだらかなのが特徴のチェコビーズ。
おなじみのファイヤポリッシュを始め、丸、雫、葉っぱ、ハート、変形等など、
そして珍しいファルファーレ、スパイク、ツイスト、花形、タガーなど多彩です。
ポピュラーな物はサイズも色も豊富です。
特に珍しい形のビーズはどちらかというとアクセサリー向きと云えそうですが、逆に、
ティアラの素材に自然な形でマッチさせてみよう、という組合せの意欲もわくビーズです。
また、鋭い線の石やビーズに対比させる形で柔らかい形を持ってくるなど、アレンジも楽しいです。
写真は、上下ともファイアポィッシュビーズ
スワロのストーンは高価ですが何と云っても輝きが豪華で美しい石です。
種類も豊富であらゆる 形と色と、普通から特殊までいくつかの加工によって個性が現れます。
一年ほど前(だったと記憶)の新作#6748も繊細な形の綺麗な石です。
このタイプの石は穴の近くは薄い場合が多いですが、簡単には割れません。でも注意が必要です。
一穴タイプが不安な箇所には、横穴タイプもありますのでマッチした石を根気よく探す事も重要です。
時々製造中止になってしまうものもありますので、数を作る時やキットの石構成などの際には要チェック。
写真は上から順に、#6090、#6105、#6748
その他の素材としては、
ここに書ききれないくらいあるのですが、主だったものをあげてみました.
ダイヤレーンや爪付きのストーンは、衣装に用いる時も、ティアラに用いる時も、
最大の難点は毛髪や布に引っかかりやすいという点です。
ですから、極力その現象を避けるための工夫が要ります。
スカシパーツはどんな石やビーズと組み合わせるかを考えることが楽しいパーツです。
アクセサリー作成に用いる場合とは違うセンスも必要でしょう。
菊座は特に写真にあげた古金色のものを用いることが多いです。
シックな雰囲気、ぎらぎらせずに上品で重厚な雰囲気を出したい時に大いに助けになります。
スカシも菊座も、形、色が多様ですから、作品に合わせたものを探しながら想像を膨らませて下さい。
ともにその原料の性質から、多少の形のアレンジが可能ですので、売られていたままではなく、ちょっとした変化を付けて使う事もできるのもメリットです。
(アレンジの際は慎重な作業で!!)
写真は上から順に、チャトン台座、 ダイヤレーン(カップチェーン)、爪付きラインストーン、
スカシパーツ、菊座:座金。
これらのほかにアクリルビーズ、ウッドビーズ、メタルビーズ、メタルパーツ、半貴石などなど数え切れないほどあります。
製造国の特徴を持ったユニークなものも!
是非、ビーズの世界を探検してみて下さい。
ブレード・コードなど
ブレードやコードをビーズやストーンと一緒に使って作っています。
これらの素材は同じ色でも、また、似たような形でも材質や作りによって見た目も価格もかなり違います。
ティアラのレベル(年齢やレベル)、目的に応じてマッチするものを探すのも楽しい作業です。
このような素材は基本的に多少の事前準備や前加工が必要ですが、
加工の違いによる結果の違いにも新しい発見があり、想像と創造が膨らむ素材のひとつです。
ワイヤ
★鉄線
鉄線は使いやすいという利点があるものの、経年劣化が起きやすいという難点があり、
よって、それを極力避ける何らかの方法が要る、というのが使用した結果の感想です。
特にシルバーライン系のビーズはビーズ内側のメッキのはがれなども相まって、保管しておくだけでも経年劣化が進みます。
鉄線製ティアラは汗やジェルなどから付着した汚れも悪影響しますので、保管にも十分な配慮をして下さいね。
★銅線
数度かの使用経験あり。ワイヤとして弱いので出来れば使わない方が良いと思われます。
★アーティスティックワイヤ
美しいワイヤで比較的高価です。
ワイヤそのものでも造形ができますが、鉄やステンレスに比してやはり脆さがネックになると感じました。
でも使用箇所によっては効果的な使い方も出来そうですので、使う人のアイディア次第、という点は注目です。
★ステンレスワイヤ
当店で主に使っているワイヤです。
使い方によっては細いと切れやすい、鋭いので手指の怪我など扱いになれる必要がある、などの注意点はありますが、
その反面、錆びに強く経年劣化が比較的起きにくい、強い=>サンプル品やレンタル品の保存に効果が大きい、
という捨てがたい利点が多いです。
★ワイヤは作る人それぞれ、好みも使い勝手も違うため、ご自分や成果物にとってどれがしっくりきて、
マッチするのか、是非試行錯誤されてみることをお薦めします。