バレエ・黒鳥を作るー2
みなさまこんにちは!
さっそくですが、本日は黒鳥の衣装を作るの2回目、ボディスを縫う編、です。
1:裁断したボディス片を縫い合わせる。
縫い線を合わせてまち針を打ちます。
打つときにズレが生じがちですので打った後の確認を忘れずに!
ボディスの各片を縫い合わせていく順番はそれぞれあるようですが、
私の場合は真ん中から右、左、と順番に縫っていきます。
前身頃中央(上写真2枚めのA)と、
後ろ身頃の(4枚目のB,C)は開き止まりから下を縫います。
2:縫い代を割ってアイロン掛け~伸び止め布を貼る。
アイロンは中温で、スチームあり、スチームなしを使い分けてしっかりと縫い代を割ります。
切り込みを入れた箇所は表に返してみてラインが綺麗に出ているかを確かめます。
★:サイズ、長さ、フィットしているか、
特に胸のラインや脇がだぶついていないかを確認したい時は、
この時点で一度フィッティングをして下さい。
★脇など、だぶついた箇所に
あとでゴムを入れて修正するなどということにならないように
フィッティングは慎重に!
★フィットしない場合の修正後は(型紙そのものに問題がありますので)
型紙修正も忘れずに!
写真のような接着芯テープ、または普通厚の接着芯を1~1.3㎝ほどの幅に切って、縫い線の際にアイロンで貼り付けていきます。
カーブのところは左手でテープをうまく調整しながら少しづつアイロンかけしていきます。
特に伸びては困る辺は繊維が縦または横になっている(伸びない箇所)を使って裁断していますが、型紙の形によっては不可能な辺もありますので、念のための伸び止め処理です。
左の写真は伸び止め布を貼った個所がわかりやすいように青色で彩色してみました。
次に前身頃中央の胸のラインの縫い代に左写真の青ラインで示したように、手縫いでギャザー用に細かく縫い目を入れます。
縫い終えたら縫い代を身頃側に倒したとき綺麗なラインが出るように糸を引きながらギャザーを作って調整します。
(ブラウスの袖山を作るときの要領です。)
全部の縫い代を身頃側に倒してアイロンをかけます。
3:縫い代の始末をする。
下写真の赤線で示した箇所あ~かを手縫いで身頃側にまつり縫いで始末します。
(青の破線は前述のギャザー寄せのために縫った箇所を表しています。)
左の写真は上の写真の後ろ身頃 い の部分です。
まず片端を写真のように折ります。
次に左右をそこに折り重ねて、黄色線で示すように手縫いで始末をします。
左の写真は前身頃の お の部分です。
ここは沢山の縫い代が重なり合うところで、さらに肩ゴムや袖などのつけ始め位置にもなりますので、余分な縫い代はカットします。
縫い代を折り重ねて手縫いで身頃側にまつり縫いで始末をします。
左の写真は前身頃の え の部分です。
写真のような三角の部分がはみ出ますので、カットしてから身頃側にまつり縫いで始末をします。
左の写真は か の前身頃中央の部分です。
ギャザーで吸収しきれなかっただぶつき分を寄せてまつり縫いで始末をします。
4:ふち縫いをする。
端から2-3㎜のところにミシンを掛けます。
★端処理についてはバイアステープを用いる場合が多いようです。
ご自分の縫いやすい方法で縫ってください。
ちなみに、この方法の場合、2㎝程度の幅で切った薄い2WAY生地などをこの縫い代部分に上から縫い付け、汚れ止めにする場合もあります。
ボディス縫い終わり
(大人用マネキンが太すぎるので)子供用に着せていますので少々サイズオーバー気味に写っています。
次の作業はチュールカットと寄せ、ツン縫い、となりますが、
これらの工程は以前の「練習用ボンを作る」編と重複しますので軽く触れるのみにし、それ以降の作業に移っていきます。
それでは今回はここまでです。
いつもお読みいただきありがとうございます!^^
ブログ村です。オウエンシテネ。